Event Overview
2026年の公式ポスター。メインコピーは「八丈島復旧復興花火」(八丈島納涼花火大会実行委員会) 第25回八丈島…
- 2026/8/10 16:30 - 2026/8/11 21:30
- 底土海岸(底土港隣接)
- 無料

第25回八丈島納涼花火大会は、2026年8月10日(月)の前夜祭と、8月11日(火・山の日)の本大会という2日構成で開かれる。会場は八丈町三根の底土海岸で、打上時刻は20時11分。約650発が海の上に上がる。
都内の花火大会でありながら、行くには飛行機か船に乗る。場所取りより先に、宿とレンタカーと帰りの便のほうが問題になる。8月11日までに片づけておきたい順に見ていく。
第25回八丈島納涼花火大会2026の開催概要
| 名称 | 第25回 八丈島納涼花火大会 |
|---|---|
| 前夜祭 | 2026年8月10日(月)16時30分〜21時00分 |
| 本大会 | 2026年8月11日(火・山の日)16時30分〜21時30分 |
| 打上時間 | 20時11分〜20時50分(予定) |
| 打上数 | 650発(予定) |
| 会場 | 底土海岸(東京都八丈島八丈町三根/底土港に隣接) |
| 観覧料 | 無料 |
| アクセス | 羽田空港からANAで約55分(1日3往復)/竹芝桟橋から東海汽船で約10時間20分(1日1往復) |
| 送迎バス | 8月11日のみ運行。8月7日(金)までの事前予約制 |
| 主催・問合せ | 八丈島納涼花火大会実行委員会(090-1535-1999/04996-2-4060) |
650発という数字だけを見ると小さな花火大会だ。ただ打上は港から、観覧は隣の海岸から。間をさえぎるものが海しかないので、数と体感が一致しない種類の花火になる。
今年のポスターには「復旧復興花火」と書かれている
公式ポスターを見ると、いちばん大きな文字は大会名ではない。縦書きで「八丈島復旧復興花火」と入っている。左側にはこう添えられている。
八丈島の復興花火、八丈島がんばろう花火を打ち上げませんか? 八丈島民による、手づくりのイベントを行うために広く皆さんからの寄付を募っています。
背景にあるのは2025年10月の台風だ。台風22号と23号が立て続けに島を直撃し、島の柱である観光が落ち込んだ。観光客数は台風前の2025年9月こそ前年同月比11.6%増と好調だったが、10月は74.8%減、11月は63.6%減まで落ちた。
八丈町は2026年2月に「八丈島災害復興計画」を策定し、3月2日からは東京都の支援を受けた復興キャンペーン「復幸旅!八丈島」を始めた。水道や電気は復旧し、観光施設や宿泊施設も営業を再開している。第25回は、その途中で島民の手づくりと寄付によって上がる花火だ。記念花火は個人・法人とも5万円から受け付けていて、島内各所には募金箱も置かれている。
前夜祭と本大会は中身がまるで違う
2日開催と聞くと「花火が2回上がる」と思いがちだが、そうではない。8月10日の前夜祭は16時30分に夜店と舞台部門が始まり、21時に終わる。花火は上がらない。かわりに島の団体が舞台に立つ。八丈島文化協会によると、出演するのは八丈太鼓よされ会、八丈島Soka栄光バンド、檜之扇会、加茂川会、八丈太鼓月曜会、コウ リマ ナニ エ。このうちよされ会は子どものチームで、島の子どもが八丈太鼓を叩く場面が見られるのは前夜祭のほうになる。
8月11日の本大会は、16時30分に夜店、17時50分から舞台部門、20時11分に打上開始、20時50分に打上終了、21時30分に大会終了という流れだ。花火はスターマイン、10号玉、メッセージ花火で構成される。
小さい子どもを連れているなら、21時に終わる前夜祭のほうが体は楽だ。夜店は両日とも16時30分から出るので、食べ物目当てなら10日でも11日でも困らない。
送迎バスは8月7日までに電話しないと乗れない
島の南西側(坂上地区)から会場へ向かう人のために、無料の送迎バスが出る。条件は細かい。
| 運行日 | 8月11日(本大会)のみ。前夜祭は運行なし |
|---|---|
| ルート | 坂上 ⇔ 大賀郷経由 ⇔ 底土 |
| 往路 | 17時45分頃 末吉出発 → 18時30分頃 底土到着 |
| 復路 | 21時15分頃 底土出発 |
| 予約 | 8月7日(金)までに 090-1535-1999 へ電話 |
予約は必須で、締切は本番の4日前。公式には「泥酔されている方が乗車されようとする場合には、予約されていても、乗車をお断りさせていただく場合がございます」という注意も明記されている。
復路が21時15分発というのも見落としやすい。大会終了が21時30分予定なので、バスで帰る人は最後まで会場にいられない。逆に言えば、打上が終わる20時50分から片づけて向かえば間に合う。
日帰りでは花火に間に合わない

SNSでは、八丈島を日帰りできる島だと思っている人とできない島だと思っている人が両方いる。7月には「羽田から55分!東京都の南国『八丈島』日帰り旅行!」という投稿が上がる一方、「日帰りだと八丈島行けないから連休が欲しい今日この頃」という声もあった。
この2つは矛盾していない。昼の観光だけなら日帰りは成り立つ。だが花火の打上終了は20時50分で、その時刻から空港へ向かって当日中に羽田へ戻る便はない。花火を見るなら泊まりが前提になる。7月下旬には「同期から花火行こって誘われて…八景島かな?って思ってたら八丈島だったわ。流石に大変なので千葉に変更してもろて!!」という投稿も流れていた。
宿とレンタカーは「取れなかったら詰む」
八丈島の夏でいちばん熱を帯びているのは、混雑の話ではなく確保の話だ。7月のXにはこんな声が並んでいる。
- 「大好きな八丈島へ! 宿取れなくて八丈島のお友達に取っていただきました」(7月26日)
- 「八丈島って今の時期レンタカー争奪戦らしいんだけど今週頭に電話しようと思ったら…」(7月24日)
- 「先ずは懸案だった八丈島でのレンタカーの予約 取れなかったら現地で詰むとの情報だったので…」(7月26日)
島内のタクシーは、25年前の約100台から現在は15台まで減っている。夜に会場から宿へ戻る足を当日その場で調達するのは難しい。レンタカーが取れなかった場合は、送迎バスの予約、宿の送迎、徒歩圏の宿という順で考えることになる。
費用面では「しまぽ通貨」への言及が多い。東京の島しょ地域で使えるプレミアム付きの電子クーポンで、「今回しまぽでホテルとレンタカー払ったら実質レンタカー代三万くらい浮いた」という投稿もあった。
宿が埋まっていたら、会場の隣に無料の野営場がある
意外と知られていないが、底土港から徒歩約2分のところに底土野営場がある。八丈島観光協会が案内している公営のキャンプ場で、使用料は無料。八丈島空港からは車で約6分だ。
| 場所 | 底土港から徒歩約2分(空港から車約6分) |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
| 申請 | 事前申請必須。八丈島観光協会(04996-2-1377)へ電話またはメール(件名「底土野営場利用申請」) |
| 定員 | 100名。超過時は利用できない場合あり |
| 設備 | シャワー、更衣室、かまど8基、炊事スペース、テーブルベンチ、東屋、便所 |
| 禁止事項 | 直火、キャンプファイヤー、花火、発電機 |
つまり会場のすぐ隣で寝られる。夜に宿へ戻る足を心配しなくていいので、レンタカーが取れなかった人には現実的な逃げ道になる。ただし申請には代表者の氏名・住所・連絡先、宿泊日、人数とテント数、利用交通機関の申告がいる。当日ふらりと張れる場所ではない。そして野営場では花火が禁止事項に入っている点にも注意したい。
底土は海水浴場でもある。八丈島観光協会は毎朝「青旗(遊泳可能)⇒底土・旧八重根」という形で遊泳の可否を発信している。昼に泳いで、夕方から夜店、夜に花火という1日が同じ場所で完結する。
欠航は珍しいことではない
離島の予定を組むうえで最後まで残るのが、船と飛行機の不確実性だ。7月下旬には「離島は常に天候リスクありますね!今回も帰り便、視界不良で欠航しそうに」という投稿があった。八丈島は霧が出やすく、視界不良による条件付き運航や引き返しが起きる。
頼りになるのは八丈島観光協会のアカウントで、「【本日の交通機関運航状況】東京⇔八丈島 定期船 東海汽船…」という形で毎日の運航状況を投稿している。出発前日と当日の朝、ここを見るだけで状況がつかめる。船で行くなら、島の事業者が毎朝流している入港情報も参考になる。7月下旬は「[橘丸]08:55底土港入港予定」「09:00底土港入港予定」といった投稿が続いていた。竹芝を前夜に出れば、花火の当日は朝9時前に会場のある底土に着く計算だ。
なお花火そのものは、荒天時に中止するのか順延するのかが公式に書かれていない。前年の第24回も前夜祭8月10日・本大会8月11日・650発・20時11分打上と同じ構成で、形式としては定着している。ただ雨天時の扱いは記載がないため、当日は実行委員会と観光協会の発信を確認するしかない。
暑さより湿気。当日の服装と食べるもの
本土の花火大会と比べると、八丈島は気温そのものが低い。7月下旬の投稿には「八丈島もいつもより暑く32度。30度を超えることはあまりない島じゃが最近は暑いのぅ」という声がある。ただし湿気は別で、「湿気が多いんかやっぱり暑い!」という実感も同じ週に流れていた。乾いた暑さではないので、汗を吸う素材と着替えを1枚持っておくと夜まで気分が違う。
食べるものは夜店だけで済ませなくてもいい。郷土料理の島寿司は、各家庭で、また冠婚葬祭にも欠かせない食事として受け継がれてきた。ほかに明日葉、くさや、島焼酎。飲食店は予約が要る店が多く、タクシー15台という事情も重なるので、夕食を店で取るなら花火の日を避けて別の晩に組んだほうが確実だ。
8月11日までに済ませておく3つのこと
寝る場所を決めること(宿が埋まっていれば野営場の申請)、坂上側に泊まるなら8月7日までに送迎バスを予約すること、前日と当日に観光協会の運航状況を見ること。2008年のクチコミには「東京の花火大会とは違ってゆっくり行っても近くで見れる。のんびり最高です!」という一文が残っている。場所取りの心配をしないで済む花火大会は、都内にそう多くない。
イベント情報
- 開催期間
- 2026/8/10 16:30 - 2026/8/11 21:30
- 開催場所
- 底土海岸(底土港隣接)
- 住所
- 東京都八丈島八丈町三根
- 主催者
- 八丈島納涼花火大会実行委員会
- 料金
- 無料
- 状態
- 開催予定