【まんじゅう祭り2026】八王子・諏訪神社は8月26日27日の平日開催。四谷の龍頭舞の時間とバス最終22時39分

昼の神社境内で、赤い布をまとい黒い毛の獅子頭をつけた舞い手が腰を落として舞う。腹に締太鼓を抱えている。右手にも緑がかった毛の獅子頭の舞い手がおり、奥では浴衣姿の氏子が椅子に座って見ている

東京都 8月25日(火)のイベント

八王子市諏訪町の諏訪神社例大祭「まんじゅう祭り」は2026年8月26日・27日。市指定無形民俗文化財「四谷の龍頭舞」は25日17時と26日14時に奉納される。300年ぶりの龍頭新調、諏訪まんじゅう5種類と売り切れ時刻、八王子駅北口からのバスと最終22時39分まで。

  • 2026/8/25 - 2026/8/27
  • 諏訪神社(八王子)
  • 無料(露店・まんじゅうは有料)

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八王子の諏訪町にある諏訪神社の例大祭は、地元で「まんじゅう祭り」と呼ばれている。厄除けのまんじゅうを売る露店が参道に並ぶからだ。ここに八王子市の指定無形民俗文化財「四谷の龍頭舞(りゅうずまい)」が奉納される。2026年は8月25日(火)の夕方から始まって、26日(水)・27日(木)まで動く。全部平日だ。

昼の神社境内で、赤い布をまとい黒い毛の獅子頭をつけた舞い手が腰を落として舞う。腹に締太鼓を抱えている。右手にも緑がかった毛の獅子頭の舞い手がおり、奥では浴衣姿の氏子が椅子に座って見ている
諏訪神社に奉納される四谷の龍頭舞。舞い手は腹に締太鼓を抱え、自分で打ちながら舞う(画像:八王子市)
目次

日程は3日にまたがる。見たいものによって行く日が変わる

この祭りは「龍頭舞をいつ舞うか」と「例大祭そのものがいつか」が別々に決まっている。

日付 時刻 内容 場所
8月25日(火) 17時〜 龍頭舞(宵宮) 四谷まちの広場(八王子市四谷町792)
8月26日(水) 13時〜 龍頭舞の道行(行列) 四谷町会館前から諏訪神社へ
8月26日(水) 14時〜16時 龍頭舞の奉納 諏訪神社
8月26日(水)・27日(木) 例大祭(まんじゅう祭り) 諏訪神社(八王子市諏訪町1)

8月25日と26日の龍頭舞の時刻は、八王子市が令和8年5月20日に更新した「市指定無形民俗文化財『獅子舞』祭礼情報」に、2026年の日程として載っている。同じ表に並ぶ他の獅子舞も曜日が2026年の暦とすべて一致していて、表全体が令和8年度版であることが確かめられる。

いっぽう例大祭本体の8月26日・27日は、東京都神社庁が載せている「例祭日 8月26日/27日」という日付固定の記載にもとづく。この神社は独自のサイトを持たず、2026年の当年告知は8月上旬時点で確認できていない。日付で動く祭りなので例年どおりと見ていいが、露店の営業時間や山車の出発時刻まで当てにするなら、東京都神社庁(0426-51-5526)や八王子市に確認したい。

獅子頭の裏に「正徳2年」の銘がある

使われている獅子頭の裏面に、正徳2年=1712年の銘が入っている。八王子市はそこから「その頃には舞われていた」としている。稽古用の予備の頭のほうには天保12年(1841年)の銘がある。

市の指定を受けたのは昭和35年10月28日。もとは雨乞いを祈る舞で、いまは五穀豊穣・家内安全・雨乞いを祈願して舞われている。「龍頭」という呼び方も獅子舞としては珍しい部類だ。囃子に合わせて踊るのではなく、舞い手が腹の締太鼓を自分で打ちながら舞う

その龍頭が、300年ぶりに作り替えられている最中だ

2026年に固有の動きがある。この龍頭が300余年ぶりに新調された。地域紙が2026年5月に伝えたところでは、漆の剥離やひび割れで損壊の懸念が出たため、3年前に新調計画が立った。作ったのは浅草の宮本卯之助商店。大獅子の頭が4月25日の町会総会でお披露目され、中獅子は今年度中、雌獅子は来年度中に新調する3年計画だという。記事によれば、龍頭の内側に「正徳2年」の墨書きがあり、現役で使われている頭としては都内最古の認定を受けている。1932年に明治神宮へ奉納した際に修繕した記録も残る。

ここは誤解しないでおきたい。新しい頭は3匹分が揃ってから奉納舞に使われる予定で、2026年の祭りで舞うのが新調品だとは言えない。保存会の石森康夫会長は「地域の伝統芸能を後世へつないでいくための一歩としたい」「この『令和の龍頭』がその契機となり、次の300年、将来に夢をつなげていければ」と話している。300年使った頭が引退に向かう、その途中の年に当たっているということだ。

舞うのは三頭の獅子と、花笠の少女6人

2023年の宵宮を取材した地域メディアの記録に、編成が具体的に書かれている。「6名の少女からなる可憐な花笠、3人の獅子(大獅子・中獅子、め獅子)、唄方、笛、太刀使い」という構成だ。

三匹獅子舞の系統に、花笠の少女6人と唄・笛・太刀使いが加わる。子どもが役として組み込まれている舞なので、町内会は7月中旬から準備に入るという。

舞を腰を据えて見るなら26日の午後で、奉納は2時間ある。25日の宵宮は町内の広場なので、より近くで見られる。

宵宮は盆踊りとセット。四谷町会は24曲を踊る

25日の宵宮は、龍頭舞だけをやる会ではない。同じ場で四谷町会の盆踊りがある。前掲の2023年のレポートによると、進行は盆踊り→龍頭舞→また盆踊りで、この日に踊るのは全24曲。龍頭舞が盆踊りに挟まれる構成になっている。同じ記録には「一糸乱れぬ盆踊り」「粋でキリッと」という書き方が並び、「見学するだけでも大満足なお祭り」と結ばれている。

文化財の舞を見て、そのまま町内の盆踊りに混ざれる。ただし25日の17時開始は平日の火曜としてかなり早く、会社帰りでは間に合わない。

諏訪神社の境内。左手前に赤い屋根の手水舎、中央に石畳の参道がまっすぐ奥へ伸び、突き当たりに社殿。右手に大きな常緑樹が枝を広げている。人の姿はない
平時の諏訪神社。この石畳の参道の両側に、祭りの日は露店が並ぶ(画像:東京都神社庁)

山車は八王子駅北口から出る(前年の実績)

26日は山車も動く。2025年に現地を歩いた記録によると、8月26日の17時30分に八王子駅北口をスタートし、高尾方面へ向かい、18時25分ごろに山車の行列と行き会ったという。盆踊りは18時30分開始。櫓は3階建てで、その周りと2階・3階にそれぞれ太鼓を置き、各団体が3曲ごと15分ずつ踊りをリードする形だった。19時20分ごろには「ダンシングヒーロー」が流れていた、とも書かれている。

ただしこの記録は日付表記に揺れがある。時刻はあくまで前年の様子で、2026年の出発時刻は公表されていない。

来場は例年1万人規模。2023年の記録では出店は40〜50店舗、混雑度は「激混み」、盆踊りは18時45分から21時30分まで全19曲(八王子音頭、高尾山音頭、長崎おどりの八王子版など)で、途中に神輿と太鼓で30分ほどの休憩が入る。昼の龍頭舞と夕方からの山車・盆踊り・露店は、同じ26日でも別の時間帯の話だ。両方見るなら14時に入って一度離れ、17時台に戻ることになる。

2024年に訪ねた人は「焼きそばや焼き肉…金魚すくいやおもちゃゲームなどたくさんの露店」「通路は大混雑」と書き、獅子舞は参道の鳥居の横の集会所で披露されていたと記している。2025年は最高気温37.4℃の猛暑日で、2日目はその人が稲光と雷鳴で訪問を取りやめている。夕方の雷雨は毎年ありうると見ておきたい。

まんじゅうは5種類ある。売り切れる年もある

通称の由来は、無病息災・厄除けを願って売られるまんじゅうだ。各家庭で作って食べると病気をしない、という言い伝えが起源とされる。2009年に地元紙が取材した記事によると、諏訪まんじゅうは普通のものより少し大きめで、餡、ウグイスあん、みそ、餡なし、揚げまんじゅうの5種類が用意される。同じ記事には「混雑緩和のため整理券を配布することもある」という一文と、開催は12時から22時ごろ、雨天決行という記載がある。値段も書かれているが2009年時点のものなので、いまの価格として当てにはできない。

そして売り切れる。2024年に訪ねた人は19時02分に着いた時点で厄除けまんじゅうが売り切れていたと書き、「前回は19時半に着いて、買うことができ美味しかった」とも記している。年によってぶれるので「何時までなら買える」とは言えないが、まんじゅう目当てなら夜まで待たないほうがいいのは確かだ。

北条氏照が再建した、大治元年の古社

東京都神社庁が載せている由緒はこう書いている。

大治元年(1126年)七月信濃國一之宮諏訪大社の上社下社を勧請し、元亀年間北条氏照社殿再建、元和九年代官高室金兵衛再建と当地域にて重要な古社であり、例祭には家内安全、開運、子孫繁栄、厄除消除の饅頭祭と竜頭祭が盛大に行われる。

御祭神は建御名方命と八坂刀売命。信濃の諏訪大社から勧請された社で、戦国期に八王子城を築いた北条氏照が社殿を再建している。神社庁の文章にも「饅頭祭と竜頭祭」と並べて書かれていて、この2つが対になっているのがこの神社の例大祭だ。祭りでは獅子舞と盆踊りのほかに、神輿の奉納と空手の演武も行われる。

バスの最終は22時39分。18時36分の次は19時36分

ここが平日開催で一番効いてくるところだ。諏訪神社への行き方は、JR中央線 八王子駅の北口から西東京バス(陣馬高原下・大久保・宝生寺団地・恩方車庫・小津・美山方面)に乗り、「諏訪神社」で降りて徒歩1分。西八王子駅から歩くと44分かかるので、歩ける距離ではない。

帰りは、諏訪神社バス停の八王子駅方面(のりば10)から乗る。陣04系統(JR・京王八王子駅行)の平日ダイヤを見ると、こうなっている。

時間帯 陣04 JR・京王八王子駅行の発車時刻(平日)
朝〜昼 5:40 / 7:16 / 7:44 / 9:01 / 9:17 / 10:00 / 10:20 / 10:44
夕方以降 18:36 / 19:36 / 21:40 / 22:39(最終)

昼の便が10時44分で切れて、次が18時36分という並びだ。同じのりばには陣01・陣02・陣03・陣05なども来るので実際の便数はもう少し多いが、それでも都心の感覚では待つ。

26日の龍頭舞(14時〜16時)だけを見て帰るなら、16時台のバスで駅に戻れる。夕方の山車と盆踊りまで見るなら、帰りは21時40分か22時39分だ。19時36分を逃すと2時間空くので、盆踊りの途中で切り上げるより、21時40分まで居ると決めてしまったほうが動きやすい。

土日に一度もかからない年

2026年は25日が火曜、26日が水曜、27日が木曜。この祭りは日付で動くので、曜日に合わせて日程をずらすということをしない。裏を返せば、遠方から来る人は多くない。1万人規模とはいえ平日の夜だ。

文化財の舞を正面から見たいなら26日14時、露店と盆踊りの賑わいが目当てなら26日18時半以降、まんじゅうが要るならそれより早く。この3つを分けて考えると予定が立つ。

駐車場の案内は神社側に出ていない。八王子駅北口からバスに乗ってしまえば、降りて1分で境内だ。

多摩地域では8月下旬に神社の例大祭が重なる。菅原神社例大祭(8月25日・町田市本町田)は230基の絵灯篭を掲げる祭りで、こちらも平日の日付固定。穴澤天神社例大祭(8月23日・稲城市)では国の指定を受けた里神楽が舞われる。同じ週に、多摩のあちこちで文化財の芸能が動いている。

イベント情報
開催期間
2026/8/25 - 2026/8/27
開催場所
諏訪神社(八王子)
住所
東京都八王子市諏訪町1
主催者
諏訪神社/四谷町龍頭の舞保存会
料金
無料(露店・まんじゅうは有料)
状態
開催予定
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