東京都 9月24日(木)のイベント
向島百花園の月見の会は2026年9月24日〜26日、21時まで夜間開園。入園料150円で絵行灯と箏、25日は新内流し、茶会は1席1,500円で当日先着10名。2026年の中秋の名月は9月25日、満月は27日で2日ずれる。
- 2026/9/24 09:00 - 2026/9/26 21:00
- 向島百花園
- 一般150円/65歳以上70円
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2026年の中秋の名月は9月25日(金)。ところが同じ年の満月は9月27日で、名月と満月が2日ずれる。国立天文台によると、2日もずれるのは2017年以来で、次は2043年まで来ない。その名月をはさむ3日間、墨田区の向島百花園が夜9時まで門を開ける。入園料は一般150円。絵行灯の灯りの下で箏が鳴り、三味線を弾きながら庭を歩く「新内流し」まで出る。

月見の会は9月24日から26日。夜9時まで開いている
東京都が令和8年6月24日に発表した報道資料によると、向島百花園の月見の会は令和8年9月24日(木)〜26日(土)。この期間は開園時間が9時から21時まで延長される(最終入園20時30分)。ふだんの百花園は9時〜17時なので、夜の庭に入れるのは年に数日だけだ。
秋の百花園には行事が3つある。8月27日(木)〜30日(日)の「虫ききの会」、9月19日(土)〜10月12日(月・祝)の「萩まつり」、そして月見の会。夜間開園になるのは虫ききの会と月見の会の2つで、萩まつりは17時までの通常営業だ。
月見の会の3日間は萩まつりの会期にも重なる。つまり9月24日〜26日は、名物の萩のトンネルと夜の月見を1回の入園で両方見られる数少ない日ということになる。
中秋の名月は25日。ただし月が高く昇るのは閉園後
国立天文台によれば、2026年の中秋の名月は9月25日。太陰太陽暦の8月15日にあたる日で、9月11日(新月12時27分)が暦の上の8月1日になるため、25日が8月15日になる。一方、天文学的な満月の瞬間は9月27日1時49分。名月と満月が2日ずれる年で、前回は2017年、次は2043年だと国立天文台は書いている。
東京の月の動きも押さえておきたい。9月25日の日の入りは17時34分、月の出は16時43分。そして月が最も高く昇る南中は22時38分だ。閉園の21時より後に南中を迎えるので、園内で見られるのは東の空をゆっくり昇っていく途中の月になる。真上の月を期待して行くと肩透かしになるが、低い位置の月は建物や木立と一緒に画角へ入れられる。
絵行灯の点灯は17時50分から21時まで。日の入りが17時34分なので、灯りがともり始めるのと月が昇ってくるのがほぼ同じ時間帯になる。過去の来園者の記録によると、職員が園内35か所の行灯を順に回って火を入れていくそうで、点灯の始めと終わりでは園の暗さがまるで違う。3日間のうち24日は月の出16時17分、26日は17時08分と少しずつ遅くなる。
「新内流し」は9月25日の2回だけ
月見の会の3日間は、日ごとに催しが違う。都の資料に載っている内容を整理すると次のようになる。
| 日付 | 催し | 時刻・料金 |
|---|---|---|
| 9月24日(木) | お供え式(団子・野菜の供物と篠笛の演奏/坂本真理 氏) | 17時〜17時30分・無料 |
| 9月25日(金) | 新内流し(勝新派社中) | 14時30分〜/16時30分〜 各30分程度・無料 |
| 9月25日(金)・26日(土) | 茶会(向島百花園茶会/御成座敷) | 15時〜20時・1席1,500円 |
| 期間中毎日 | 箏の演奏(栗田社中/売店前 四阿) | 18時〜20時・無料 |
| 期間中毎日 | 絵行灯・ぼんぼりの点灯 | 17時50分〜21時 |
| 入園料 | 一般150円/65歳以上70円(小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料) | |
| 所在地 | 墨田区東向島3-18-3(駐車場なし) | |
この中でひときわ変わっているのが新内流しだ。二人一組で2挺の三味線を弾き合わせながら園内を歩き、新内節を語って聞かせる。月見お供え台の周辺で行われ、9月25日の2回だけ。屋内のホールではなく、歩きながら演奏を聞く形になる。
茶会は御成座敷で30分ごと、各日10回。1席1,500円(入園料別途)で定員は各回10名、事前申込は不要で当日先着順。受付は14時30分から19時30分まで、御成座敷の前で行われる。
1,500円で何が出るのかは都の資料に書かれていないが、過去に参加した人の記録では「お抹茶とお茶菓子」で、菓子はススキをかたどった皿に載った月のかたちのものだったという。同じ記録には「海外の団体から13名参加、ということであっという間に人数が上限に達します」ともある。1回10名の枠は団体1組で埋まりうるということで、確実に入りたいなら受付開始の14時30分に合わせて行くのが安全だ。
お供え式と新内流し、箏の演奏、絵行灯の点灯はいずれも雨天中止だ。都は「荒天または雨天の場合、イベントや一部サービスを中止・休止・変更することがあります」として、来園前に公式サイトと公式Xで最新情報を確認するよう案内している。
萩のトンネルは9月19日から。24日時点で咲いているか

百花園の名物である萩のトンネルは、竹の骨組みに萩を絡ませた約30メートルの通路だ。萩まつりは9月19日(土)に始まるので、月見の会の24日〜26日はその6日後にあたる。開幕からさほど日が経っておらず、見頃かどうかは年ごとの気候で動く。
ここで役に立つのが、百花園の公式アカウントが日々投稿している開花状況だ。「蓮華升麻が咲いていました」「広場のお花たちが賑やかです。左側からサワギキョウ、トケイソウ、スイレン、アサガオ」といった具合に、その日に咲いている草花を写真つきで流している。「向島百花園の花を見てたら次の休みにまた行こうかなって思った」という投稿も見かける。出かける前日に覗いておけば、萩の進み具合が読める。
萩まつりの期間中は「萩を詠む」として、萩を題材にした俳句・和歌を書き残せる場が藤棚横の四阿に用意される(毎日9時〜17時・無料)。ただし萩まつり側の茶会は10月3日・4日で、月見の会の茶会とは別日程だ。
150円で入れる国指定の名勝、そして無料になる日
向島百花園は国指定の名勝および史跡だ。江戸の町人文化が花開いた文化・文政期(1804〜1830)に、骨董商の佐原鞠塢が江戸の文人墨客の協力を得て開いた民営の花園がはじまり。開園当初は360本のウメが主体で、亀戸の梅屋敷に対して「新梅屋敷」と呼ばれたほどだった。その後、詩経や万葉集に詠まれた植物を集めて四季を通じて花が咲くようになり、「四季百花の乱れ咲く園」から百花園の名がついたとされる。
入園料は一般150円、65歳以上70円。小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料だ。加えて老人週間の9月15日(火)〜21日(月・祝)は60歳以上と付添1名が無料、10月1日(木)は都民の日で無料開園になる。月見の会そのものは対象外だが、萩まつりの会期にはこの無料日が含まれる。
放虫式や虫細工教室のある「虫ききの会」(8月27日〜30日)も同じく夜9時まで開いていて、こちらは初代園主の佐原鞠塢の供養として近親者が虫を放したことが始まりだと都は説明している。9月に行けない場合は8月末という手もある。
東向島駅から徒歩8分。車では行けない
最寄りは東武スカイツリーラインの東向島駅で徒歩8分。京成押上線の京成曳舟駅から徒歩13分、都営バス「里22」系統の百花園前バス停からは徒歩3分だ。駐車場はないので、車を前提に計画すると行き詰まる。
夜間開園とはいえ照明は絵行灯とぼんぼりが中心で、園路は自然の土や砂利のまま。足元が見づらいので、ヒールより歩き慣れた靴のほうが安心だ。庭園ガイド(土日11時・14時、各30分・無料)は7〜8月が熱中症対策で休止となっており、9月分は公式サイトで実施を確認してから向かいたい。
荒天や雨天の場合はイベントや一部サービスが中止・休止・変更になることがあると都は案内している。問い合わせは向島百花園サービスセンター(03-3611-8705)。
名月と満月、どちらの日に行くか
月見の会の会期は9月24日〜26日。天文学上の満月である27日は会期に入っていない。名月の夜に絵行灯と箏を聞きたいなら25日、新内流しも聞くならやはり25日、人出を避けたいなら24日という組み立てになる。過去に訪れた人は「年配のご夫婦や家族連れが訪れて共に月を眺めています」と書いていて、静かに月を見る場という空気は変わっていないようだ。
2日ずれる年は、次が2043年。江戸から続く行事を150円で、しかも夜に見られる3日間として押さえておきたい。
同じ9月の都内なら、9月12日・13日に 鳩森八幡神社の例大祭(3年に1度の神輿連合渡御の年)もある。
- 開催期間
- 2026/9/24 09:00 - 2026/9/26 21:00
- 開催場所
- 向島百花園
- 住所
- 東京都墨田区東向島3-18-3
- 主催者
- 公益財団法人東京都公園協会
- 料金
- 一般150円/65歳以上70円
- 状態
- 開催予定




