東京都 9月26日(土)のイベント
2026年の谷保天満宮例祭は9月26日(土)の宵宮参りと27日(日)の万灯行列。ネット上に多い「27日・28日」は2025年の日程。
- 2026/9/26 20:00 - 2026/9/27 17:00
- 谷保天満宮
- 無料(観覧料の案内なし)
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国立市の谷保天満宮で、9月に万灯行列と古式獅子舞がある。2026年は9月26日(土)が宵宮、27日(日)が万灯行列と古式獅子舞だ。ここを間違えている情報が多い。検索して出てくる「27日(土)宵宮・28日(日)万灯行列」は2025年の日付で、さらに古いページには2024年の「9月21日・22日」も残っている。神社の公式サイトですら、令和7年のページが別URLでそのまま生きている。

2026年の日程は25日・26日・27日。「28日」は去年の日付
谷保天満宮の例祭日は9月25日で固定されている。神社は由緒のページに「例祭日 9月25日」「獅子舞:9月25日に近い日曜日」と書いている。つまり25日に神事があり、その前後の土日に人が集まる行事が置かれる、という構造だ。
2026年は25日が金曜にあたる。だから翌26日(土)が宵宮、27日(日)が本祭になる。2025年は25日が木曜で、土日が27日・28日にずれていた。1年ごとに1日か2日動くので、去年の記事をそのまま読むと必ずずれる。神社の公式サイトを見るときも、「令和8年」のタブが開いているかを確かめたい。
開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会期 | 2026年9月15日(火)〜27日(日) |
| 9月15日(火) | 獅子迎えの儀(開始時刻の公表なし) |
| 9月25日(金) | 例祭神事 午前10時〜 |
| 9月26日(土) | 獅子舞宵宮参り 午後8時〜/終了後に古式獅子舞 |
| 9月27日(日) | 万灯行列 正午〜/古式獅子舞 午後3時頃〜/奉納吟・神楽奉納 |
| 会場 | 谷保天満宮(国立市谷保5209) ※万灯行列は谷保駅ロータリー発 |
| 料金 | 観覧料の案内はなし |
| アクセス | JR南武線 谷保駅から徒歩3分 |
| 問い合わせ | 谷保天満宮 042-576-5123 |
万灯は1基60キロ、大万灯は115キロ。400メートルに2時間
27日の正午に、谷保駅のロータリーから万灯行列が出る。神社の説明では各町会から一基ずつ、子ども万灯も数基加わって約12〜13基。これが境内まで練り歩き、獅子舞行列の先導をつとめる。
距離を知ると、この行事の性格が見えてくる。一橋新聞が2025年の本祭を取材していて、谷保駅前から天満宮までは約400メートル、そこを2時間半ほどかけて進んだと書いている。神社の案内は「約2時間」なので、年によって前後するとみておきたい。いずれにせよ、歩けば5分の道に2時間かける。ほとんど止まっているということだ。
止まる理由は重さにある。同紙によれば一般的な万灯でも約60キロ、最も大きい「大万灯」は約115キロ。白やピンクの造花を無数に付けた傘のような灯籠を、「オイサー」のかけ声で回す。担ぎ手がバランスを崩して道路に倒れ込む場面もあったという。
見る場所は、出発の駅前ロータリーか、甲州街道を渡ったあとの石段まわりに絞られる。石段を万灯が上がっていく場面は写真でもよく出てくる山場だ。正午に出て2時間なら、午後1時半すぎに境内側で待つと、上がってくるところに間に合う計算になる。
上がるところだけではない。国立市在住のライターが2025年の見どころを書いた記事では、大万灯が石段を降りる場面について「見ていてハラハラ・ドキドキすること間違いありません」と紹介している。115キロを担いだまま段を下るのだから、上りより緊張感がある。石段の周りに陣取るなら、上りきったあとすぐに離れないほうがいい。
26日の夜8時、提灯を持って本殿を三周する
前夜の26日にあるのが「獅子舞宵宮参り」だ。開始は午後8時と遅い。
神社はこれを特殊神事と呼んでいる。氏子が提灯を持って集まり、高張提灯と金棒を先導にして、本殿の周りを時計回りに三周する。2025年の取材記事によれば、提灯には町名が書かれていて、20時を過ぎた時間帯にもかかわらず境内には多くの人が来ていたという。
三周が終わったあと、境内で古式獅子舞が舞われる。暗い境内に青竹の結界を張り、提灯の下で舞う夜の獅子は、27日の昼とは別物に見える。昼と夜のどちらか一方しか行けないなら、混雑の度合いと雰囲気で選ぶことになる。昼は万灯と行列がある分にぎやかで、夜は舞そのものを見る時間になる。

獅子のたてがみは鶏の尾羽。他に例がない
この獅子舞は国立市指定の無形民俗文化財で、指定は昭和46年6月1日。東日本に広く分布する三匹獅子舞の系統にあたる。
ただ、国立市の文化財ページには他と違う一点がはっきり書かれている。「東天紅の長い尾羽を獅子頭に整然と刺し飾って鬣とする様は他に例を見ません」。東天紅は高知県原産の長鳴き鶏で、尾羽が長く伸びる。その羽をびっしり並べて、獅子のたてがみにしている。写真で見ると、赤い獅子頭の後ろに黒い羽根が扇のように広がる。木彫りの獅子頭とも、毛を垂らした獅子とも違う姿だ。

起源も古い。神社によれば、当宮で初めて舞われたのは天暦3年(949年)2月25日で、村上天皇から獅子頭三基と天狗面を下賜されたときからと伝わる。9月15日の「獅子迎えの儀」は、その獅子頭に魂を入れる神事だ。写真の三基がこの日に魂を入れられ、ここから本番に向けた稽古が始まる。
舞い手が足りない。去年は引退した会員が復帰した
1000年以上続く舞だが、いま抱えている問題は現代のものだ。
2025年の本祭では、2年前に引退して指導役に回っていた保存会の会員が、舞い手として急きょ復帰した。さらに舞の一部を省略して、時間を20分ほど短縮している。負担を減らすための措置だと報じられた。獅子舞保存会の会長は取材に「この3年間で、亡くなっちゃった人も多いですね」「獅子舞をモノにするには、最低でも10年間はかかります」と話している。
舞い手のほうにも取材記事がある。中平地区の竹内学さんは舞い手19年目で、獅子舞に入る前は「中平の青年会で万灯をやってました」という。万灯を担いでいた人が、あとから獅子舞に回る。「谷保天満宮の祭りは獅子舞が一番だと、せっかく谷保に骨を埋めるんだったら、二番より一番の方がいいべって言われて」というのが移った理由だそうだ。19年目でも「まあ、いまだに修行の身ですよ」と話し、それでも「この感覚は、誰もが味わえるものじゃないですからね」と続けている。正午の万灯と午後3時の獅子舞は、同じ人が年をまたいで移っていく関係にあるということだ。
神社の公式サイトには、年中行事のページに獅子舞保存会の会員募集ポスターへのリンクが常設されている。祭りの案内と並んで担い手の募集が載っている、というのが今の状態だ。上演時間が年によって変わるのも、この事情と無関係ではない。何分の舞になるかは、行ってみるまでわからない。
9月23日までなら、10メートルの幟が郷土文化館で見られる
2026年は、祭りの前に寄れる展示がある。くにたち郷土文化館の資料紹介コーナーで、8月22日から9月23日まで「【初公開】祭礼幟 本田覚庵・地域に伝わる書の仕事」が開かれている。
展示されるのは、谷保天満宮の例大祭で江戸時代から代々受け継がれてきた幟旗2対。幕末の下谷保村の名主で村医者、書家でもあった本田覚庵が揮毫したもので、長さは約10メートルある。寄贈後はじめての一般公開だ。9月19日(土)13時30分からは関連講演会「日記に見る江戸時代の本田家」もある(無料・定員50名・先着)。
注意したいのは会期で、9月23日で終わるので、26日・27日の本番のときにはもう見られない。冒頭の写真に写っている「大萬燈」の幟と同じように、祭りの道具として書かれた大字を先に見ておいてから当日を迎える、という順番になる。館は国立市谷保6231、9時から17時まで。
谷保駅から3分。ただし当日の駅前は行列の出発点になる
神社はJR南武線の谷保駅から徒歩3分。中央線の国立駅からも府中行きのバスで10分、「谷保天神」下車で目の前だ。
ふだんは30台ほどの駐車場があるが、27日は駅前ロータリーから境内までが行列の経路になる。当日に神社の駐車場が使えるかどうかは公表されていないので、車で行く前提は外したほうがいい。境内のトイレは南側の1か所だけで、万灯が上がってくる石段まわりからは少し離れる。参道から本殿へは石段を上がる構造なので、ベビーカーなら人が増える前の時間に着いておきたい。
9月下旬とはいえ暑い年もある。境内の南寄りには弁財天の弁天池があり、湧水が小川になって流れている。2026年8月にも「気温35度超だが水温は18度ほど」という投稿があった。行列を待つ間に涼むなら、この池のあたりが境内でいちばん体感が下がる。
雨のときの扱いは、神社の案内に書かれていない。決行とも中止とも書けないので、天気が怪しい日は社務所(042-576-5123)か神社の公式Instagramで確かめてから出るのが確実だ。屋台についても公式の案内はなく、出店の有無や軒数は当日次第になる。
多摩の秋の行事では、立川諏訪神社例大祭・錦町パレード のように山車や神輿の時刻から予定を組むものが多い。谷保天満宮は、押さえる時刻が26日の20時と27日の正午の2つしかない。あとは400メートルの道のどこかに立っていれば、行列のほうが2時間かけて近づいてくる。2025年の宵宮を見た人は、暗い境内に浮かぶ提灯と掛け声にこの祭りの始まりを感じる、と書いていた。
- 開催期間
- 2026/9/26 20:00 - 2026/9/27 17:00
- 開催場所
- 谷保天満宮
- 住所
- 東京都国立市谷保5209
- 主催者
- 谷保天満宮・谷保天満宮獅子舞保存会
- 料金
- 無料(観覧料の案内なし)
- 状態
- 開催予定




