【五北納涼盆踊り2026】8月22日・23日は北小岩の天祖神社へ。釘を使わない木組みの櫓と100円の模擬店

五北納涼盆踊り2026の告知ポスター。二階建ての木造櫓を囲んで浴衣姿の人々が踊り、周囲に模擬店が並ぶ手描きイラスト

東京都 8月22日(土)のイベント

五北天祖神社の境内で開かれる町会の盆踊り。2026年は8月22日・23日の18時から21時まで。釘を使わない木組みの櫓と、100円中心の模擬店が並ぶ。京成小岩駅から徒歩9分ほど。

  • 2026/8/22 18:00 - 2026/8/23 21:00
  • 五北天祖神社
  • 入場無料(模擬店は有料)

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五北納涼盆踊り2026の告知ポスター。二階建ての木造櫓を囲んで浴衣姿の人々が踊り、周囲に模擬店が並ぶ手描きイラスト
北小岩五丁目自治会が公開している2026年の告知ポスター(出典:北小岩五丁目自治会)

江戸川区の北小岩に、二日続けて櫓が立つ神社がある。五北天祖神社の境内で開かれる「五北納涼盆踊り」だ。2026年は8月22日(土)と23日(日)の18時から21時まで。区の盆踊り一覧にも載っている、町会が回している昔ながらの夏の行事である。

派手さはない。ただ、この盆踊りには他の会場では聞かない話がいくつもある。櫓が釘を一切使わない木組みであること、模擬店の焼きそばだけが200円で残りは全部100円だったこと、本番の前に踊りの練習会が三回も組まれていること。町会の公式サイトが毎年こまめに記録を残しているおかげで、当日の輪郭がかなり細かいところまで分かる。

目次

2026年は8月22日・23日、18時から21時まで

開催の骨格は、主催の北小岩五丁目自治会と江戸川区の小岩事務所が公開している情報で一致している。区が出している「小岩地区町会自治会盆踊り情報(令和8年度)」にも、北小岩五丁目自治会の盆踊りとして同じ日付・同じ時間が並んでいる。

名称 五北納涼盆踊り(ごきたのうりょうぼんおどり)
日程 2026年8月22日(土)・8月23日(日)
時間 18:00〜21:00
会場 五北天祖神社 境内(東京都江戸川区北小岩5-17-10)
主催 五北天祖神社祭礼委員会(祭典委員長・中川泰一)
入場 無料(模擬店は有料)
模擬店 焼きそば、ポップコーン、かき氷、ヨーヨー、的当て など
アクセス 京成本線 京成小岩駅から徒歩9分ほど

ポスターに書かれているのは「18:00〜21:00」の一本だけだが、過去二年のポスターはもう少し細かかった。2025年も2024年も、初日は模擬店18:00・盆踊り18:30の開始で20:30終了、二日目は20:00終了と、日によって終わりの時刻を変えている。2026年にどう運用するかは告知に出ていないので、二日目は少し早じまいになる年もある、と見ておくといい。

櫓は釘を一切使わない木組みで建てる

境内の大木の下で、脚立を使いながら木材だけで二階建ての櫓を組み上げている作業風景の写真4枚
2024年8月の櫓建て作業(出典:北小岩五丁目自治会)。金属の足場ではなく木材を組み上げていく

この盆踊りでいちばん珍しいのは、たぶん櫓そのものだ。自治会は準備の記録にこう書いている。「当自治会の櫓は、釘を一切使わず組み立てる伝統的な木造工法です」。公開されている作業写真を見ると、たしかに金属の単管ではなく角材を交差させて二階建ての骨組みが立ち上がっていく。猛暑の中、脚立を並べて一段ずつ組んでいく工程が四枚の写真に残っている。

できあがった櫓には紅白の幕が巻かれ、上で大太鼓が叩かれる。2025年の当日写真では、浴衣姿の女性が櫓の上で太鼓を構え、その周りを提灯の列が囲んでいた。木を組むところから毎年やり直している会場は、そう多くない。開始前の夕方に着けば、まだ人がまばらな境内で櫓の足元をゆっくり見られる。

模擬店は焼きそばだけ200円、残りは100円だった

2026年のポスターに価格は載っていない。ただ、2024年と2025年のポスターには値段表が刷り込まれていて、しかも二年とも同じ金額だった。焼きそばが200円、かき氷・ポップコーン・わたあめ・スーパーボール・ヨーヨー・的当てゲームがそれぞれ100円。子ども連れで一通り回っても、財布の中身がほとんど減らない設定になっている。

支払いはチケット制だ。これは値段表からではなく、前年の踊り練習会の案内から分かる。「盆踊り練習会に来てくれた方には、模擬店チケット100円分をプレゼント!!」という一行があり、現金ではなくチケットを模擬店で使う仕組みだと読み取れる。着いてすぐ焼きそばの列に並ぶのではなく、まずチケットの売り場を探すのが正しい順番になる。

2024年には小学6年生までを対象にした「お菓子券」の事前申込もあった。2026年に同じ制度があるかは告知に書かれていない。いずれにしても模擬店は数がなくなれば終わりなので、焼きそばが目当てなら18時台に入っておきたい。

本番前に踊りの練習会が三回。曲目にダンシング・ヒーロー

この自治会は、盆踊りの前に「踊り練習会」を用意している。2026年は7月19日・8月9日・8月16日の三回、いずれも日曜11時から12時まで、会場は神社と同じ番地にある北小岩五丁目自治会館。指導は地元の五北長寿会が担当する。

受講する曲目が面白い。東京音頭、炭坑節、河内おとこ節、そしてダンシング・ヒーロー。荻野目洋子のあの曲が、町会の練習メニューに正式に並んでいる。踊れないから輪に入りにくい、という人のために、本番前に体を動かす機会が三回も用意されているわけだ。申込は各班の班長が取りまとめる方式で締切はすでに過ぎているが、当日そのまま輪に入るぶんには何の手続きもいらない。

同じ日の午前10時から11時には、太鼓のたたき手の練習も組まれている。対象は小学4年生から高校生まで、初心者歓迎。太鼓を1時間、踊りを1時間と、親子で午前中まるごと通える設計だ。櫓の上で太鼓を叩いているのが近所の小学生かもしれない、と思って見ると当日の景色が少し変わる。

力士と踊りの会が輪に加わる。二日間で延べ2200人

規模の実感がつかめる数字も公開されている。2024年の開催報告には、二日間で延べ2200人が模擬店や盆踊りを楽しんだ、と書かれている。世帯数2000ほどの自治会が回す行事としては相当な人出だ。

来賓も毎年似た顔ぶれで、区長のほか、区内の踊りの会である好踊会、そして田子の浦部屋の力士が招かれている。2024年の報告には「お招きした区内の好踊会、田子の浦部屋力士の方が一緒に踊られ大盛況でした」とあり、2025年の報告にも同じ二者の名前が並ぶ。浴衣の輪のなかに力士が混じるという、写真映えのする光景が毎年繰り返されてきた。2026年の告知に来賓の記載はないので、今年も来るとは限らない。

樹齢300年のイチョウが立つ境内

五北天祖神社の境内。入口の階段と手すりの先に大きなイチョウが二本立ち、奥に鳥居と社殿が見える
五北天祖神社の境内(2021年11月撮影/Higa4, CC0, via Wikimedia Commons)。手前の広場に櫓が建つ

会場の五北天祖神社は、万延元年(1860年)2月に小岩神社の摂社として創建され、慶応3年(1867年)6月に現在の社殿へ改築されたと江戸川区の解説シートにある。祭神は天照大神。境内には樹齢およそ300年のイチョウがあり、江戸川区の保護樹に指定されている。現地のプレートにはイチョウ2本とケヤキ2本の指定番号が並ぶ。

境内は土と芝の広場で、入口は道路からすぐの数段の階段と両側の手すり。門も塀もなく、歩道からいきなり境内が始まる。鳥居の下には「車輌進入禁止 天祖神社 五北自治会」の立て札が置かれている。駐車場・駐輪場の案内はどこにも出ていないので、車で行く場所ではないと考えたほうがいい。

自治会の年間予定を見ると、この境内は8月2日の緑陰子ども会(映画上映とスイカ割り)や2月の初午まつりでも使われている。盆踊りだけの場所ではない。

同じ夜、小岩地区では10か所で盆踊りが重なる

江戸川区の一覧を見ると、8月22日から23日にかけて小岩地区だけで10件の盆踊りが集中している。五北はそのなかで開始時刻がいちばん早い。

行事 時間 会場
北小岩五丁目自治会 盆踊り(五北納涼盆踊り) 18:00〜21:00 北小岩五丁目天祖神社
片山自治会 盆踊り 18:00〜20:50 片山公園
六中自治会 盆踊り 18:00〜21:00 北小岩小学校
西小岩六西自治会 盆踊り(8/21〜22) 18:30〜21:00 江戸川区立福祉作業所
東小岩中央自治会 盆踊り 19:00〜21:00 東小岩滝児童遊園
小岩二東町会 盆踊り 19:00〜21:00 東小岩小学校
南小岩司町会 盆踊り 19:00〜21:00 南小岩三丁目第二児童遊園
河原田町会 盆踊り 19:00〜21:00 南小岩第二小学校
巽親和会 盆踊り 19:00〜21:00 善養寺
五仲自治会 盆踊り 19:00〜21:00 くじら児童遊園

多くが19時開始なので、18時ちょうどに五北で始めて、19時から別の会場へ移るという回り方が現実に成立する。なかでも善養寺の巽親和会盆踊りは、日本一と呼ばれる大きな松のある境内で踊る会場だ。小岩の夜を二か所はしごするなら、開始時刻の差をそのまま使えばいい。

雨のときの扱いは公表されていない

ひとつ、はっきり分かっていないことがある。雨天時に中止なのか順延なのかが、自治会の告知にも区の一覧にも書かれていない。過去二年の報告はどちらも「猛暑の中」開催した記録で、中止の実績も見当たらなかった。

当日の空模様が怪しいときは、自治会の公式サイトかLINE公式アカウントを見るのが早い。自治会館の電話は03-3672-5575。夏の夕立が多い時期なので、出発前に一度確認しておくと空振りが減る。

行くならこう組み立てる

京成小岩駅から徒歩9分ほど。京成線の江戸川駅やJR小岩駅からも歩ける距離だが、公表されている徒歩分数は京成小岩駅からのものだけだ。土の境内なので、雨上がりならサンダルよりスニーカーが楽になる。

18時に着いて、まだ明るいうちに木組みの櫓を見る。チケットを買って焼きそばとかき氷を確保する。日が落ちて提灯に灯が入り、太鼓が鳴りはじめたら輪に入る。21時前に切り上げて、19時開始の別会場へ寄ってもいい。予定を詰め込むより、一晩をゆるく使うほうが合っている規模の祭りだ。

ちなみに、この盆踊りは第三者の体験記がほとんど見当たらない。当日の様子を伝える写真も、櫓の建て方も、模擬店の値段も、出どころは自治会の公式サイトだけだ。2000世帯ほどの町会が自分たちで記録を残してきたから分かることばかりで、行ってみないと分からない部分がまだかなり残っている。それがこの規模の盆踊りのいいところでもある。

イベント情報
開催期間
2026/8/22 18:00 - 2026/8/23 21:00
開催場所
五北天祖神社
住所
東京都江戸川区北小岩5-17-10
主催者
五北天祖神社祭礼委員会(北小岩五丁目自治会)
料金
入場無料(模擬店は有料)
状態
開催中
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