【菅原神社例大祭2026】8月25日は本町田へ。230基の絵灯篭と、平日14時から続く18の奉納芸能

菅原神社例大祭2026の告知ポスター。赤地に墨書で「例大祭」と大書され、8月25日(火)雨天決行、奉納絵灯篭230基と演目が並ぶ

東京都 8月25日(火)のイベント

町田市本町田の菅原神社の例大祭は毎年8月25日。2026年は火曜日。奉納芸能は14時から20時50分、露店は14時ごろから、境内林には200基を超える子どもの絵灯篭が灯る。

  • 2026/8/25 14:00 - 2026/8/25 20:50
  • 菅原神社
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菅原神社例大祭2026の告知ポスター。赤地に墨書で「例大祭」と大書され、8月25日(火)雨天決行、奉納絵灯篭230基、奉納芸能の演目が並ぶ
菅原神社が掲出している2026年例大祭のポスター(出典:菅原神社)

町田市本町田の菅原神社は、毎年8月25日が例大祭と決まっている。曜日は動かさない。2026年は火曜日、つまり平日のど真ん中に祭りが立つ。それでも午後2時から夜9時近くまで、神楽殿では奉納芸能が途切れずに続き、下の境内の参道は露店で埋まる。

神社が8月2日に出した案内には、奉納絵灯篭が200基ほど、とある。掲出されているポスターのほうは230基。数え方は少し揺れているが、地域の子どもが描いた絵が200枚以上、境内の林の歩道沿いに灯るという規模感は変わらない。

目次

2026年8月25日(火)、奉納芸能は午後2時から

名称 菅原神社 例大祭
日程 2026年8月25日(火)※毎年8月25日で固定
例祭神事 10:00〜(関係者のみ)
奉納行事 14:00〜20:50(ポスター表記は午後2時〜9時)
露店 14:00頃〜/下境内の参道沿いと駐車場
絵灯篭 200〜230基/境内林の歩道沿い
会場 菅原神社(東京都町田市本町田802)
料金 無料
雨天 決行
アクセス 小田急線 町田駅からバス約10分「菅原神社前」下車

注意点がひとつ。当日は祈祷を受け付けていない、と神社が案内に明記している。御朱印や祈祷が目的なら日を改めることになる。午前10時からの例祭神事も関係者だけなので、一般の来訪者にとっての祭りは午後2時に始まる。

230基の絵灯篭は、専用の棚に三段で並ぶ

夜の菅原神社。屋根付きの木製ラックに子どもの描いた絵灯篭が三段でびっしり並び、内側から光っている。子ども二人が見上げている
境内林の歩道沿いに灯る奉納絵灯篭(出典:菅原神社)

絵灯篭というと参道の両脇に点々と置かれた姿を思い浮かべるが、ここは違う。屋根の付いた木製の棚に三段でびっしり並び、内側の電球で一枚ずつ光る。公式の写真を見ると、キャラクターも虫も花も海も、子どもが好きに描いたものがそのまま並んでいる。壁一面が発光する掲示板のようで、実際に子どもが立ち止まって見上げている。

絵を描くのは「地域の子供達」「園児・児童」と案内にあるだけで、どの学校が担当しているかも、一般から応募できるのかも公表されていない。ただ、200枚を超える枚数が毎年集まり続けていること自体が、この祭りの性格を表している。

点灯の時刻は公表されていない。過去の案内に「夕方から夜仕様の電球入り灯篭」とあるので、明るいうちは絵として、日が落ちてからは灯りとして見ることになる。せっかく行くなら日没をまたぐ時間帯がいい。

露店は下境内の参道と駐車場に、午後2時ごろから

夕方の菅原神社の参道。両側に露店がびっしり並び、浴衣姿の親子連れや学生で通路が埋まっている
参道に並ぶ露店と夕方の人出(出典:菅原神社)

神社の案内は露店について「出店多数」としか書かない。軒数を明記した一次情報はない。ただ公式の写真を見れば、参道の両側が完全に埋まり、人が詰まりながら進んでいるのが分かる。平日の夕方でこの密度になる。

写真を細かく見ていくと、並んでいる店の顔ぶれも読み取れる。トマトの絵を添えたきゅうりの浅漬け、鉄板から煙を上げる焼きもの、青いのぼりのクルクルポテト。参道の端には風車やおもちゃを吊り下げた店が黄色いテントを張っている。参道の両側には赤い灯籠型の常夜灯が等間隔で立っていて、これが露店の照明と混ざる。焼きものの煙が木立の下に薄くたまり、その中を浴衣の子ども連れが歩いていく。

場所は下境内の参道沿いと、ふだんの駐車場。つまり当日の駐車場は露店の会場になる。これが「当日は駐車スペースはありません」という案内の実態だ。開店は午後2時ごろからなので、露店だけが目的なら夕方以降でいい。

お囃子から浦安の舞まで、18の演目が続く

奉納芸能のラインナップが、この祭りのいちばん独特なところかもしれない。ポスターに並んでいる順に書くと、こうなる。

前半 お囃子 → 榊舞 → 里神楽 → 園児の踊 → 児童の踊
中盤 北京マジックショー → 舞踊 → 琉球舞踊 → 和太鼓 → フラダンス → 舞踊
後半 豊栄の舞 → ご挨拶 → 歌謡 → 舞踊 → ギターデュオ → 歌謡ショー → 浦安の舞

里神楽と浦安の舞のあいだに、マジックショーとフラダンスとギターデュオが挟まっている。神事の格式で固めるのではなく、地域の芸達者が順番に舞台へ上がる構成だ。演目ごとの開始時刻は公開されていないので、目当てがあるなら早めに入って進行を確かめるしかない。締めの浦安の舞は巫女による神楽舞で、終わるのが20時50分ごろだ。

かつては奉納相撲の神社だった

この芸能づくしには前史がある。宮司が2026年5月に書いた文章によると、菅原神社はもともと奉納角力(すもう)が盛んな神社だった。明治29年の資料に、総代の連署で東京府へ出した角力興行の免税願が残っている。古老の話では、近隣の力自慢だけでなく関取を招くこともあり、ドラム缶の風呂を沸かして食事を用意し、地域をあげてもてなしたという。

由緒もつながっている。御祭神である菅原道真公の先祖は土師氏で、その祖先が野見宿禰、すなわち相撲の祖とされる人物にあたる。この縁が角力興行の隆盛を支えたのだろう、と宮司は書いている。

奉納角力は昭和中期の前に廃れ、代わって地域の芝居や踊が奉納されるようになった。境内の相撲場が残っていたのは平成10年まで。翌年、土手を利用して新しい神楽殿を建てた際に廃されている。琉球舞踊やフラダンスまで並ぶ現在の番組は、この「地域の芸を奉納する」流れの延長線上にある。

町田三天神は、村が分かれたときに生まれた

菅原神社は、原町田の町田天満宮、南大谷の天神社と合わせて「町田三天神」と呼ばれる。三社が揃って天神を祀っているのには理由がある。神社の由緒によれば、かつての本町田村はとても広い地域だった。天正10年(1582年)に分村が行われ、本町田村から原町田村と大谷村が分かれる。そのとき新しく生まれた村が、元の本町田村と同じ菅公を鎮守として祀った。つまり親村の鎮守が菅原神社で、分かれた先が同じ神を分け持ったのが三天神の始まりということになる。

神社そのものの起こりはさらに古い。室町期の永享年間、大沢左近正次が先祖伝来の天神像を井手の沢の山上に奉安したのが始まりで、その子孫の大沢玄蕃が寛永7年(1630年)に新たに天神像を刻ませて奉安し、土地を寄進して本町田の鎮守とした。参道の長い石階段は昭和8年に氏子の奉仕で造られたもの。神社自身が境内案内で「ここが一番きつい」と書いている。夏の夕方に上るなら水を一本持っていくといい。

境内は南北朝の古戦場でもある

境内一帯は、東京都指定旧跡の「井手の沢古戦場」でもある。建武2年(1335年)の中先代の乱で、足利直義が北条時行の軍を迎え撃ち、敗れた場所だ。境内には「史蹟 井手の澤」の石碑と東京都教育委員会の解説板が立っている。

地名の井手の沢は清水の湧く場所を意味し、鎌倉期の歌謡集『宴曲抄』にも旅人が干し飯を食べる休憩地として詠まれている。今も境内の下を清水が流れる音が聞こえる、と神社は書いている。境内の半分ほどは林で、絵灯篭が並ぶのはその林の歩道沿いだ。参拝した人の投稿にも「鎌倉街道沿いに位置しており緑豊かな鎮守の森に囲まれた境内」とある。祭りの日の熱気は、この林の中で起きる。

三年の中断を経て戻ってきた祭り

この祭りは、2020年から2022年まで三年続けて規模を縮小している。2020年は神事のみで奉納行事も露店も全て取りやめ、2021年は絵の奉納を昼間の展示に切り替えて灯篭に貼らなかった。通常の姿に戻ったのは2023年からだ。

2022年の報告に、印象に残る一節がある。参道に露店もなく、お囃子の賑やかな音もない祭りだった。それでも地域の子どもの160枚の絵が参道に並び、巫女と総代と神職による浦安の舞はとても息の合った神楽舞だった。「相変わらず賑やかな蝉の声が浦安の舞の背景になっていました」。露店が戻り、マジックショーまで並ぶ2026年の番組は、この静かな年を経た先にある。

帰りのバスは、町田方面と鶴川方面で1時間半違う

アクセスはバス一択に近い。小田急線の町田駅から鶴川駅行き・藤の台団地行き・本町田団地行きに乗って約10分、「菅原神社前」で降りればすぐ。当日は駐車場が使えず、駐輪場は「設けますが、スペースが限られますので、お控えください」という珍しい書き方で案内されている。自転車も歓迎されていない。

気をつけたいのは帰り道の方向だ。8月25日は火曜なので平日ダイヤになる。

方面・系統 平日の最終
町田駅(町51) 23:20 ※18時以降はおおむね20分間隔
町田バスセンター(町54) 22:21
町田駅(町55) 21:47
鶴川駅(町54) 21:38
鶴川駅(町53) 20:22

町田駅方面は町51が20分おきに走り、最終は23時20分。奉納芸能が終わる20時50分に境内を出ても、21時09分、21時29分と続くので慌てる必要はない。一方、鶴川駅方面は町53が20時22分で終わり、町54も21時38分まで。浦安の舞を最後まで見ると鶴川行きの選択肢はほぼ残らない。鶴川側から来るなら、帰りは町田駅に出る前提で組んだほうが安全だ。

昼から動くなら遺跡公園を挟む

奉納芸能が14時始まりなので、昼の時間が空く。神社と同じ本町田には本町田遺跡公園があり、縄文と弥生の復元住居が出土地点の真上に建っていて内部も見られる。開園は9時から16時30分、入園無料、休園は月曜。8月25日は火曜なので通常なら開いている計算になる。

公園を見てから神社へ移り、露店を回り、日が落ちて絵灯篭に灯が入るのを待つ。平日の祭りは、この程度の組み立てがちょうどいい。

多摩側で同じ時期に動くなら、2日前の8月23日には立川諏訪神社の例大祭・錦町パレードで山車の競演がある。都心側なら同じ8月22日・23日に下北沢阿波おどり。町田の天神様は、その週の締めくくりに置くとちょうどいい位置にある。

イベント情報
開催期間
2026/8/25 14:00 - 2026/8/25 20:50
開催場所
菅原神社
住所
東京都町田市本町田802
主催者
菅原神社
料金
無料
状態
開催予定
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