【養源寺 精霊送り盆踊り2026】8月15日の1日だけ。法要17時半→踊り18時、川に灯篭は流さない

夕暮れの寺の境内。竹で組んだ櫓状の枠に赤・緑・白の提灯が5段に吊るされ、灯が入って光っている。奥に本堂の瓦屋根が見える

東京都 8月15日(土)のイベント

大田区池上の養源寺で2026年8月15日(土)18時から精霊送り盆踊り大会。予備日は16日で、2024年は台風で順延した実績がある。17時半の法要から地続きで踊りが始まり、寺は「川に灯篭は流しません」と明記。2024年に踊られた12曲と大森甚句、池上駅から徒歩10分。

  • 2026/8/15 18:00 - 2026/8/15 21:00
  • 池上 養源寺
  • 無料(模擬店・ゲームコーナーは有料)

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大田区池上の養源寺で、8月15日(土)の夕方から盆踊りがある。精霊送り盆踊り大会という名前で、18時から21時まで。その前の17時半に、本堂で精霊送りの法要がある。踊りだけの納涼行事ではなく、送り盆の行事に踊りがくっついている形だ。

夕暮れの寺の境内。竹で組んだ櫓状の枠に赤・緑・白の提灯が5段に吊るされ、灯が入って光っている。奥に本堂の瓦屋根が見える
境内に立つ奉納提灯。竹の枠に段状に吊るされ、日が落ちる前から灯が入る(画像:養源寺公式サイト)
目次

今年は8月15日の1日だけ。寺のサイトには「16日、17日」のページが残っている

まずここを確かめておきたい。2026年の開催は8月15日(土)の1日だけで、予備日が16日(日)。公式ポスターにそう印字されている。

ところが養源寺の公式サイトには、盆踊り大会の常設ページが別に残っていて、そちらは「8月16日、17日」の2日間という古い記述のままだ。盆踊り情報をまとめているサイトの記録を見ても、2023年は8月16日(18時〜21時)と17日(18時30分〜21時)の2日間で開かれている。つまり以前は16日・17日の2日制で、それが15日の1日制に変わった。

検索して上のほうに出てくるページが古いままなので、「16日に行けばいい」と思って向かうと空振りになる。日付を決めているのは、寺の年中行事欄に載っている「盆踊り大会 8月15日(土)」と、2026年版のポスターのほうだ。

開催概要

項目 内容
行事名 精霊送り 盆踊り大会
日程 2026年8月15日(土) ※予備日 8月16日(日)
時間 盆踊り 18時〜21時/精霊送り法要 17時30分〜
会場 池上 養源寺 境内(東京都大田区池上1-31-1)
料金 無料(模擬店・ゲームコーナーは有料)
主催 精霊送り実行委員会/協賛 光遊会・堤方北町会
アクセス 東急池上線 池上駅から徒歩10分
駐車場 案内なし(境内の寺院につき、来場者用駐車場は期待しないほうがいい)
問い合わせ 養源寺 03-3751-0251

日付・時間・予備日・主催はすべてポスターに刷られている内容だ。逆にいうと、模擬店の品目や価格、混雑する時間帯といった細かいところは公表されていない。気になる場合は寺に直接聞くのが早い。

17時半の法要から地続きで、18時に踊り出す

この行事の順番が独特だ。17時30分から本堂で精霊送りの法要があり、読経と焼香が終わったところで、そのまま18時に境内の踊りが始まる。お盆に迎えた先祖を送り出す法要と、盆踊りが一本の流れになっている。

寺自身は、この会を「僧侶のお経と、参加者によるお焼香の儀式がある、他にはない盆踊り大会」と説明している。都心の盆踊りでは法要の部分が省かれることが多いなかで、そこを残しているという自負なのだろう。踊りだけが目当てなら18時に着けばよく、法要から入るなら17時半。この30分の差で、同じ夜の見え方が変わる。

養源寺は2011年から、この精霊送りにあわせて東日本大震災の被災者供養も行っている。8月15日という日付そのものが持つ意味も重なる日で、境内の空気は純粋な夏祭りとは少し違う。

「川に灯篭は流しません」と寺が書いている

寺が公式に注意書きを出している一文がある。「川に灯篭は流しません」

会場のすぐ脇を呑川が流れているうえに、行事名が「精霊送り」なので、灯籠流しがあると思って来る人が毎年いるのだろう。灯籠が川面を流れていく光景を期待して行くと、そこは違う。境内で法要と盆踊りをやる行事だ。子どもを連れて「灯籠を流しに行こう」と話して出かけると、現地でつじつまが合わなくなる。

盆踊り大会の告知ポスター。中央に「盆踊り大会」の大きな文字、右上に「2026 -Year-」、浴衣の子ども3人とかき氷・やきそばの屋台のイラスト、下部に「8月15日(土)」「18時〜21時まで 予備日 16日」「精霊送り法要 17時半〜」と印字されている
2026年の告知ポスター。日付・時間・予備日・法要の開始時刻はここに刷られている。屋台や子どもはイラストで、実際の写真ではない(画像:大田区商店街連合会「おーたふる」掲載)

ポスターにある文言は「ゲームコーナー、飲食店もあるよ!」で、屋台の絵にはかき氷とやきそばが描かれている。ただしこれはイラストであって、その2品が必ず出るという告知ではない。前年までの記録では、金魚すくい・スーパーボールすくい・ヨーヨーつり・くじ引きといった子ども向けの出店がひととおり並び、値段は安い。大人が飲みに行く盆踊りというより、子どもが遊んで帰る盆踊りに寄っている

櫓は太鼓のためのもの。曲は14曲ほどで、目玉は「大森甚句」

境内に立つ櫓は太鼓専用で、踊り手が上がる作りにはなっていない。踊るのは土のグラウンドになった境内で、その周りを輪になって回ることになる。

進行にも癖がある。1曲ずつ流し、ひと巡りするごとに15分の休憩が入る。ぶっ通しで踊り続ける会ではないので、休憩のたびに模擬店の列に並べる。曲数は14曲ほど。そのなかに大森甚句が入っているのがこの土地らしいところで、大田区の外ではまず聞かない曲だ。振りを知らなくても輪の中の人を見ながら回れば形にはなる。

2024年にここで踊った人が、その日の曲を書き残している。炭坑節、東京音頭、すっきり音頭、大森甚句、火の国太鼓、チャンチキおけさ、八木節、大東京音頭、東京ばやし、好きになった人、ジェンカ、マイムマイムの12曲。定番に混じってジェンカとマイムマイムが入るあたりに、子どもを輪に入れる意図が出ている。

同じ記録には、小学生に振り付けを教えながら踊っていたら、居合わせた人から「よく似合ってますよ」と声をかけられ、指導役の先生にも「お上手よ。そして、笑顔で踊っているのが素晴らしい」と言われた、と書かれている。振りを知らない人が輪に入っても浮く場ではない。「飲み物食べ物も座れるスペースも充実」という一言もある。

20時30分ごろからは子ども向けの曲の時間帯だ。小さい子を連れていくなら、暗くなりきる前の19時台に入って屋台を回り、20時半の子ども曲まで居て帰る形になる。21時終了なので、最後までいても遅くならない。2023年に来た人は「出店ひとつとっても大変懐かしい感じがします」と書いていて、日本酒の一升瓶が300円だったとも記している。

2024年は台風で順延している。予備日は飾りではない

ポスターの「予備日 16日」は形式的な但し書きではない。2024年は台風7号の影響で、本来の8月16日・17日から17日・18日へ順延している。8月中旬は台風とぶつかる時期で、実際に日程が動いた年がある。

2026年は15日が本番で、荒天なら16日に動く。天気が怪しい年は、当日の朝に寺(03-3751-0251)へ確認しておきたい。土のグラウンドで踊る会なので、前日までの雨も効いてくる。

提灯は1つ3,000円で奉納できる

アイキャッチの写真に写っている提灯は、地元の人や商店が名前を入れて奉納したものだ。ポスターには「奉納提灯をお一つ三千円で承っております。提灯を御奉納くださる方は、お寺までご連絡ください」と書かれている。

参加費が要る行事ではないので、この提灯代が実質的にこの盆踊りを支える資金になっている。写真をよく見ると、竹と丸太で組んだ棚に横5〜6列×縦4段で提灯が並び、それが境内に何基も立っている。オレンジ・黄緑・白・ピンクと色が振り分けられ、一つひとつに奉納者の名前が墨で書かれている。3,000円がこの形になる。

日暮れとともに灯が入り、境内が明るくなる。写真のとおり、まだ空に色が残っている時間帯がいちばんきれいだ。18時台に着いておくと、その切り替わりに立ち会える。

池上駅から徒歩10分。呑川沿いを歩く

最寄りは東急池上線の池上駅で、徒歩10分。案内されている道順は、池上駅東口を出て浅野屋の前を通り、池上通りの交差点を渡り、稲荷橋を越えて呑川沿いを進む、という流れだ。資料によっては「徒歩5分」としているものもあるので、実際には道の選び方で前後する。

駐車場の案内はない。境内が会場になる行事なので、車で乗り付ける前提では考えないほうがいい。池上線は本数があるし、21時終了なら帰りの電車で困ることもない。

同じ池上でも、本門寺の盆踊りとは別の日・別の行事

池上といえば池上本門寺だ。本門寺でも「みたま祭り納涼盆踊り大会」があるが、そちらは8月4日・5日で、規模がまるで違う。「池上 盆踊り」で調べると本門寺の情報ばかり出てくるので、養源寺のほうは寺の名前で直接調べないと日程にたどり着かない。

養源寺は日蓮宗で、本門寺の子院にあたる。創建は慶安元年(1648年)。池上七福神の恵比寿を祀っていて、寺の四方に365日閉ざさない四つの門がある。盆踊りは20年ほど前から続く恒例行事だと寺は書いている。本門寺の盆踊りが終わって10日後、同じ町内でひっそり開かれるほうが、この15日の会だ。

16日ではなく15日。間違えるとしたらそこだけ

今年は15日の1日開催で、16日は雨天のときの予備日。ネット上に残る「16日・17日」の記述は古い。ここさえ取り違えなければ、前日に天気予報を見ておくくらいしかやることがない。

目印になる時刻は17時30分の法要、18時の踊り始め、20時30分の子ども向けの曲。全部に付き合っても3時間半で、21時には終わる。池上駅から呑川沿いを10分歩けば着く距離なので、夕方に思い立ってからでも十分間に合う。

同じ8月の東京の盆踊りでは、巽親和会 盆踊り(8月22日・23日、江戸川区の善養寺)も寺の境内が会場だ。あちらは日本一といわれる松の下で踊る会で、養源寺と同じく寺の行事として組まれている。

イベント情報
開催期間
2026/8/15 18:00 - 2026/8/15 21:00
開催場所
池上 養源寺
住所
東京都大田区池上1-31-1
主催者
精霊送り実行委員会(協賛:光遊会・堤方北町会)
料金
無料(模擬店・ゲームコーナーは有料)
状態
終了
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