132 5. ISSEY MIYAKE 青山が8月7日オープン|一枚の布が折りたたまれる店と、価格の目安

ガラスケースに折りたたまれた立体的な衣服が並ぶ、白い壁の店内を想定したイメージ画像
ガラスケースに折りたたまれた立体的な衣服が並ぶ、白い壁の店内を想定したイメージ画像
ガラスケースに衣服を並べる構成を想像して作った画像です。実際の132 5. ISSEY MIYAKE 青山の店内ではありません。

服を買いに行くというより、たたまれた紙が服になる瞬間を見に行く。そんな感覚に近い店が、南青山にもう一度できます。2026年8月7日(金)、フロム・ファーストのビルに132 5. ISSEY MIYAKE / AOYAMAがオープンします。買い物の予定がなくても、平らな多角形が体にかかって立ち上がる仕組みを実物で確かめられる場所です。

目次

開店情報をまず押さえる

店名 132 5. ISSEY MIYAKE / AOYAMA
オープン 2026年8月7日(金)
場所 東京都港区南青山5-3-10 フロム・ファースト(正面左手)
最寄り駅 東京メトロ表参道駅 B1・B3出口から徒歩数分
営業時間 公式発表では未案内。来店前に公式サイトで確認
公式情報 ISSEY MIYAKE ニュースInstagram @1325isseymiyake_official

この住所である理由が、そのまま店の内容になっている

フロム・ファーストは、1976年6月にイッセイ ミヤケの最初の旗艦店が置かれたビルです。さらに2010年11月、132 5.の1号店が開いたのも同じ建物でした。つまり今回は、ブランドの出発点に二度目の帰還をする格好になります。公式発表では、この店を「ものづくりを発信する場」と位置づけ、製品を順に並べたガラスケースで、発想から完成までの過程をたどれる構成にすると説明されています。

新作を並べて売る店ではなく、どうやって作られたのかを見せる店。そう考えると、買う予定がない人が入っても手持ち無沙汰になりにくい店です。

「132 5.」という数字が指しているもの

ブランド名の数字は次元を表しています。一枚の布(1)から三次元(3)の立体をつくり、折りたたむと平面の二次元(2)に戻る。そして人が着ることで、時間や次元を超えた五次元(5)になる、という順番です。小数点まで含めて名前になっています。

多角形に折りたたまれた一枚布の衣服を近くから見たイメージ画像
折り構造のイメージとして作った画像です。132 5. の実際の製品ではありません。

この形を成立させているのが、コンピュータで設計された折りのパターンです。開発には社内のReality Lab.のチームに加え、テキスタイルエンジニアの菊池学氏、形状モデリングを専門とする筑波大学の三谷純氏、パターンエンジニアの山本幸子氏らが関わったことが公表されています。生地は帝人ファイバーの再生ポリエステルで、ポリエステルを高い純度のまま再生する循環型のリサイクルを前提にした素材です。折り紙のような見た目の裏に、数学と素材工学が入っている、という理解でおおむね合っています。

店に並ぶものと、公式に確認できる価格

青山店の在庫構成は開店前の時点で発表されていません。参考になるのは公式オンラインストアの掲載価格です。2026年8月1日時点では次のように出ています。

  • No.1-1(トップス):82,500円/No.1-1(ワンピース):132,000円
  • No.10-1(トップス):77,000円/No.3-1(トップス):137,500円
  • F-SH-1(シャツ):61,600円
  • F-KN(ニット):33,000円・41,800円
  • SEAMLESS BOTTOMS BASIC(パンツ):47,300円
  • No.1-BG(ハンドバッグ):47,300円/No.6-BG:53,900円
  • 132 5. SHOES 2:59,400円/F-BE(アクセサリー):17,600円

いずれも税込のオンライン掲載価格で、店頭の品ぞろえや価格が同じとは限りません。実店舗限定の展開があるかどうかも未発表です。

予算の立て方:入口は2万円弱、主役級は8万円から

公式オンラインストアの価格をそのまま当てはめると、いちばん手前にあるのはアクセサリーの17,600円、次いでニットの33,000円台です。この線なら、まず一点だけ試すという買い方ができます。折り構造がはっきり見えるトップスやワンピースになると77,000円〜137,500円、パンツは最上位で165,000円まで幅があります。バッグと靴は47,300円〜59,400円で、服より先にこちらから入る人もいそうです。合計はあくまで公開価格を足しただけの概算なので、来店時は値札で確認してください。

SNSはどうなっているか(2026年8月2日時点)

SNSで店名を追うと、投稿は10件前後にとどまります。母数は少なく、傾向を語れる状態ではありません。内容は美術手帖や装苑ONLINEといった媒体の告知が中心で、「一枚の布は、どこまで未来を変えられるのか」と折り構造や再生素材に焦点を当てた記事の共有が目立ちます。媒体としては装苑ONLINEが7月28日に「革新的なものづくりの技術とプロセスを体験できる空間」として取り上げています。個人の投稿は着用コーディネートの写真や展示会に足を運んだ記録が中心で、青山店そのものへの言及はまだほとんどありません。同じイッセイ ミヤケでも、丸の内店でオム プリッセを買った人が「すでに品薄」と書いていたり、初めて買った喜びを投稿していたりと、動きがあるのは別のラインのほうです。青山店の混雑や接客について書ける材料は、現時点ではありません。

南青山に、ラインごとの旗艦店が集まってきた

この数年、イッセイ ミヤケはラインごとの旗艦店を南青山に置いてきました。並べると流れが見えます。

オープン 住所 特徴
オム プリッセ イッセイ ミヤケ / アオヤマ 2019年7月20日 南青山3-18-14 225平方メートル。店内にプリーツマシンやプレス機を置き、加工の工程を見せる
BAO BAO ISSEY MIYAKE / AOYAMA 2026年4月24日 南青山3-17-14 日本初の旗艦店。空間デザインは吉岡徳仁氏。10メートル超のアルミのテーブルが中央にある
132 5. ISSEY MIYAKE / AOYAMA 2026年8月7日 南青山5-3-10 ものづくりを発信する場として、ガラスケースで工程をたどれる構成

三つとも「完成品を並べる」より「どうやって作るか」を見せる方向でそろっています。青山三丁目側の2店から132 5.のある五丁目までは、青山通り沿いに歩ける距離です。1日で三つ回るという行き方もできます。

もう一つ、実用的な前例があります。BAO BAOの青山店は開業初日が事前来店予約制でした。132 5.の初日の入店方法は告知されていませんが、同じ扱いになる可能性は頭に入れておいたほうがよさそうです。

建物そのものが見どころになっている

フロム・ファーストは1975年竣工、設計は山下和正氏、プロデュースは浜野安宏氏。赤褐色のれんがタイルに覆われた地下5階・地上5階の建物で、内部は吹き抜けと回廊が入り組んだ構造になっています。翌1976年には第28回日本建築学会賞の作品賞を受賞しました。商業施設としては初の受賞です。2007年にはDOCOMOMO Japanが選ぶ日本のモダン・ムーブメント建築にも入っています。

このビルが建ったことで、みゆき通りがファッションストリートへ変わっていったとも言われます。服を見に行くつもりが建物を見て回って終わった、という日になっても、それはそれで成立する場所です。

表参道駅から歩くときの目印

フロム・ファーストは、青山通りをはさんで表参道の向かい側、みゆき通り沿いにあります。表参道駅からは徒歩数分。132 5.は正面から見て左側と案内されています。中庭を囲む構造なので、入口を一つ見つけたら中を回ってみると全体像がつかめます。周辺はギャラリーと路面店が並ぶ区画なので、午後の早い時間に着いて、ほかの店と合わせて歩く組み立てが合いそうです。

出かける前にひとつだけ確かめたいこと

この店で唯一まだ公表されていないのが営業時間です。ファッションビルのテナントではなく単独の路面店なので、館の時間に合わせて考えることができません。初日に行くなら、公式サイトかInstagramで開店時刻を確認してから出るのが確実です。あわせて、開店記念の企画や店舗限定アイテムの有無も告知が出ていないため、期待して向かうより当日の発表を見てから判断するほうが落ち着きます。

同じ南青山五丁目に、3週間後もう1軒

この店から歩ける距離、南青山5-6-5には8月28日にタイ発のフレグランスブランド「PAÑPURI」の路面旗艦店が開きます。どちらも大型商業施設のテナントではない独立した店なので、みゆき通りから骨董通り方面へ抜ける一本の散歩コースとして組み合わせられます。

※2026年8月2日時点の公式発表と公式オンラインストアの掲載内容にもとづいています。価格・品ぞろえ・営業時間は変わることがあります。

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